給与設計士協会では「経営者と幹部社員のための基礎講座」を開講しております。
この講座は、経営者や幹部社員をはじめ、初めて事業を興した起業者はもとより、初めて社会に出て働く方や既に社会にでて働いている方が、今後、最低限、身に着けておきたい基礎知識を習得するためのものです。
私たちは、学校を卒業して社会人として生活していきます。いきなり起業する方もいらしゃるでしょうが、一般的には会社に勤める事で社会人としてスタートする方が大半です。
初めて就職して働く事になった時に、新入社員研修や社会人マナー研修などはありますが、労働に関する法律知識を学習する機会がないまま社会人として社会に送り出されるのではないでしょうか?
つまり、労働基準法などの基礎知識、給与に関する考え方、社会保険、税金等について学習する機会が全くないということです。
そのために、経営者と従業員の間で、徐々にすれ違いが起こったり、お互いの知識不足のためにムダなトラブルが誘引されたりしているのではないでしょうか?
そのような無用なトラブルを未然に防ぎ、さらには、働くことの価値を再認識していただくことこそが本協会の設立目的であります。その目的を達するため、この講座を開講することとなりました。
カリキュラムは五部構成となっております。
第一部【法務編】では、労働基準法の「働く人のルール」を主に勉強します。最低限、知っておくべき法務の基礎知識です。
第二部【理論編】では、給与の考え方や種類(年俸制、月給制、日給制、時給制)賞与の考え方、給与計算の仕方、社会保険、税金などの給与に関する基礎知識を習得していただきます。
第三部【財務編】では、決算書やキャッシュフローの見方や重要性を勉強します。経営者から「幹部社員は最低限、決算書が読めないと困る」と声から講座を開講することとなりました。
第四部【実務編】では、仕事の成果とは何か?ということを真正面からとらえ、どのような仕事が成果をもたらすのか?生産性向上の目的は何か?業務改善の目的とその方法はどのようにすれば、より効果的になるのか。など、給与設計の考え方を習得していただきながら研修していきます。
第五部【操作編】では、協会の専用ソフト「給与設計Pro」の操作方法について解説していきます。
そして、この講座は受講申し込みをされた事業者の従業員であれば、誰でも、どこででも、何回でも受講可能となっております。WEBで閲覧可能になっております。奮ってご聴講お願い致します。
また、この基礎講座を受講を受講した上で、さらにもっと給与設計の理念を勉強したいという総務関係の方などが、「給与設計検定講座」を受講し、いずれ給与設計士となって活躍したい、将来のキャリアアップがしたいという従業員に対しても「給与設計士認定講座」をご用意しております。